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今日まで最も信頼性の高い防水工法といわれていたアスファルト防水工法は、評価の高い一方で、アスファルト溶融時に発生する煙や臭気が都市部などでは敬遠されがちでした。
防水の要となる水密性を維持したまま、この問題を一挙に解決したのが、常温アスファルト“プレストコート”です。
このプレストコートと改質アスファルトルーフィング等を積層一体化した工法が『プレストシステム』です。
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プレストコートは1液の無溶剤型特殊改質アスファルトです。
常温で施工ができ、広い温度範囲で適切な流動性を保ちます。施工後は湿気と反応し確実に硬化するため均一な高弾性塗膜となります。 -
プレストシステムは、施工時の煙や臭気、二酸化炭素の発生もありません。また、ルーフィング包装紙など発生する廃材も最小限に抑えました。
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プレストコートと新設計の改質アスファルトルーフィングが積層一体化するため、重厚な防水層になり、水密性、耐久性に優れています。
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使用する材料は、特定化学物質を含まないため、作業者に対する安全性が高く、施工現場周辺を汚染することがありません。また、施工において火気などをほとんど使用することがないので、安全に作業ができます。
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プレスとシステムは、溶解釜のような施工器具を使用することがなく常温で施工ができるため、作業性が向上しています。
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プレストシステムは、屋上防水、室内防水及び改修工事でも使用できる汎用性の広い防水工法です。
- 新 築
System Illustration of Newly-built - 改 修
System Illustration of Rebuilding
屋上防水対応
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RC,PCa,ALC(2,3)下地に新たに露出防水層を設置する仕様です。
- ルーフィングの重ね幅は、短辺・長辺共に100mm以上とします。
- ALC下地及び異種構造の場合、入隅部はテープJで増張りします。
- ALC下地の場合、カスタムプライマーEの使用料を0.4kg/㎡とします。
- 防水層端末部のシール材は、USボンドAに替えて、マルチシールを使用することもできます。
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防水層の上に保護層を設ける仕様です。
- ルーフィングの重ね幅は、短辺・長辺共に100mm以上とします。
- 立上りを露出仕様とする場合は、プレスト15に代えてプレストキャップKを張り付けます。プレストキャップKの施工後は、仕上げ塗料を塗布します。
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浴室・厨房等の用いる場合の室内仕様です。保護モルタルを打設します。
- ルーフィングの重ね幅は、短辺・長辺共に100mm以上とします。
- 改修の場合は、別途ご相談ください。
- 防水層端末部のシール材は、USボンドAに替えて、マルチシールを使用することもできます。
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適用勾配と地下
防水仕様 勾 配 地 下 露 出 PN-11
PN-121/50〜1/20 RC・PCa・ALC 保 護 PN-13
PN-141/100〜1/50 RC・PCa -
仕上塗料一覧
材料名 記 号 種 類 基準塗布量 水性アルミコート L シルバー塗料 0.3kg/㎡ プレノカラーN N 水性カラー塗料 0.5kg/㎡ ハイクール H 水性遮熱塗料 0.5kg/㎡ - 仕上塗料を使用する場合は、プライマーM4(0.1kg/㎡)を塗布・乾燥後、
翌日以降に規定量を塗布します。(プレストコート類は見出し部のみ)
- 仕上塗料を使用する場合は、プライマーM4(0.1kg/㎡)を塗布・乾燥後、