防水工事とは

防水工事とは、建物に要求される数多い機能の中でも、生活環境を確保する上で最も重要な仕上げ工事の一つです。
防水工事が必要な建物の部位は、屋上、屋根、バルコニー、ベランダ、地下外部壁、屋内浴槽、厨房、便所などがあります。
水は、建物の各部位に対して、それぞれ溜まる、流れる、跳ねる、凍るなどして様々な悪影響を及ぼします。
防水工事は、これらの水の悪影響から建物を保護し、人が生活していく上で必要な水を貯留するなどの目的で行われる重要な工事です。

防水層の種別と工法

防水工事の種別には、アスファルト系防水（熱工法、トーチ工法、常温工法）、合成ゴム系防水、塩化ビニル樹脂系防水、ウレタンゴム系防水、FRP系防水、セメント系防水等があります。

工法には、シート状の物を貼る工法（合成ゴム系、塩化ビニル系）と液体を塗る工法（ウレタンゴム系、FRP系）、両方を組み合わせた工法があり、アスファルト工法は、シートを貼る工法と液体を塗る工法の両方の良いところを兼ね合わせています。また最近では、アスファルト工法を進化させた「常温湿気硬化型アスファルト防水工法（プレストシステム）」が開発されています。

当社は、アスファルト工法のなかでも、品質の高い改質アスファルトを使用した「トーチ工法」をメーンに施工しています。また場所によっては、「常温湿気硬化型アスファルト防水工法（プレストシステム）」を提案しています。

プレストシステムは、アスファルト防水の特徴である積層構造の利点を生かしたまま、火気を全く使用せず施工出来る新時代の防水工法です。アスファルト防水の欠点であった、臭いや煙の発生が無く、作業者、周辺地域への環境問題を解決した画期的な工法です。